【国際結婚】内向的な私と英語での生活、夫の友人、家族との距離の取り方
今回の文章は私の個人的な感情を多分に含んでいます。ただの雑談というか、駄文なのですが、お暇な方はお読み下さい。
国際結婚をされている方であれば「国際結婚ってどう?」「大変?」というような事を聞かれる事、結構多いのではないかと思います。
大変かと言われれば、大変なこともあるかなとも思います。
けれどそれぞれ考え方や習慣が違うのは日本人同士でも同じなので、特別大変な事があるわけでもないかな、と思います。
私は東北出身ですが、例えば関西や九州の方と結婚したら生活の習慣はやっぱりそれぞれ違ったりすると思うので。
国際結婚だから生まれるかもしれない悩み
その中で国際結婚の方、特に欧米の人と結婚した場合に生まれるかもしれない悩みが一つあると思います。
それは夫の友人、会社の同僚、家族との付き合いです。
夫の家族との付き合いについては日本人同士でも発生すると思いますが、友人、同僚との付き合いについては国際結婚の方がより多くなると思います。
私の夫はアメリカ人なのでアメリカ人、アメリカの習慣がベースですが、基本的に夫と妻はセットで考えられることが多いので、夫の勤務先では私も建物に入れるようにカードを作ってもらってあって、一応いつでも行けるようになっています。
勤務先のパーティーは通常家族も行けるようになっています。部署のパーティーも100%私も呼んで貰えます。
夫の仕事はほとんど出張はないんですが、出張も私も付いて行こうと思えば付いて行っても問題なし。
私の内向的な性格
私の場合、元々日本でも飲み会や人が多く集まる場所は苦手でした。
特に会社の飲み会で大きな会社だとランダムで席を割り当てられたりして、全く知らない人と一緒にテーブルを囲んだりすることになると、もうどうしたら良いか分からず、もくもくと食べるのに専念したりして。
友人同士であれば話をするのは好きな方ですし、一対一であれば問題はないんです。
また全ての人が初めて会うような機会の時も結構物怖じせずに話は出来るんですが(スクーリング時とか)、元が社交的ではないのでまぁ大人数で集まるようなところが大体苦手という感じ。
そして、お酒も飲めないのでそれも更に手伝っているかも。
言語
夫の友人も同僚も、家族も皆良い人なので特に嫌がらせされるから嫌だとか、そういう事は全くないです。
夫の勤務先はその職種もあってほとんどが欧米人です。
中国人の人もいますが、少数です。夫の部署は小さいんですが、現在全てアメリカ人です。そのため使うのは英語のみ。
私は何となく日本で生活している時に外国人の友達が出来始めて、その中で英語を半強制的に学んだんですが、夫と生活している分には特に英語に不自由は感じないです。
といっても日常生活では決まった英語を使うことがほとんどだし、夫は3年程日本に住んだことがあるのでそういう共通知識があると会話もしやすくなります。
そのため私の英語が流暢であるか、と言われればそうでもないです。
私が間違った英語を使っても、夫に指摘されるとカチンときてしまうだけで、全然上達しません。たまに指摘されますが、同じ言葉で正しい言い方を探したりして、自分を正当化したりしてます。
この前はdeceive(惑わす)を使うべきところdisguise(偽る)と言ったら指摘されて、でも辞書で調べてどうにか取り繕えないか考えたんですが、無理でした。笑
日本に全く住んだことがない英語を母語とする外国人と話すのって、結構緊張します。
日本語でも初めて会って、全く共通事項がない人と話す時はまず何を話したら良いかわからないな、と思ってしまいますが英語の時も同じです。
それが更に大きくなる感じ。
外国人の英語に慣れている人であれば比較的私がモゴモゴ話しても分かってもらえる事も多いです。
でもうちの夫の家族は英語が第二言語である人と話す機会があまりないような田舎に住んでいるので、こちらの方で意識してはっきり、大きめな声で話すようにしてます。
でも「え?」とか分かって貰えないことも多し。そういう時は違う言葉を使って言い換えたり、夫に助けを求めたり。
例えば私はこういう言葉の発音が苦手です。
- Arabic
- Bat, but
- Salary
- Staff, Stuff
- Paypal
AとUの発音の違いを何度も夫に発音してもらっても私の耳ではいまいちその違いが聞き取れず。聞き取れないと発音も出来ないので致命的です。
そのため発音が苦手な言葉は大体他の言い方があれば言い換えちゃってます。SalaryはIncomeとかearningsとか、Staffが発音し辛いので、Staff membersと言えば Stuff membersと思う人はいないし、というような。
人が会話をする時には大体その一つひとつの言葉の意味よりも、次に来る言葉を予想して、コンテキスト(前後関係)から内容を理解しているので問題とはならない場合も多いと思います。
日本語の音楽を聴いてみると、初めて聞いた音楽でも文章の最初の部分を聞けば、大体その後にどんなカテゴリの内容が来るか分かると思いますが、そんな感覚です。
例えば 道に咲いた〜と来れば 「花」かな、みたいな。
文化、政治、共通の話題
夫が同僚と集まって話すことと言えば、仕事の話が多いので私は蚊帳の外の事が多いです。
でも夫と、夫の友人が集まる時も、私が日本人の友人と集まる時に話すことと話題が違う気がします。
アメリカは特になんだと思いますが、大統領選挙時なんかはほんとに政治の話がすごく盛り上がるというか、皆個々の意見とか政治に関するニュースとかで延々と話し続ける感じ。個人的に日本の友達と政治の話で盛り上がったことないので、やはりお国柄でしょうか。
後はやっぱり言い回しや表現は文化に基づくものが多いのでアメリカや英語圏に住んだことない私には分からないことが多く、これもまた蚊帳の外な感じです。
後はアメリカの有名人や歌、映画、アニメ等も、もう経験してないからこれは仕方ないかなという感じ。
日本に住んだ事がある外国人だと何かしら話の種があるように思います。でもそういう人ばかりでもないので「いつ頃中国に来たんですか」とか「北京はどうですか」とか無難な会話は思いつきますが。。。。
そこから話があまり広がらないというか。私の話の引き出しが少ないってのも大きいと思いますが。
結婚前、結婚当初の私
義務感というか、夫の友人や家族とも仲良くしなきゃいけないと思って、結構頑張って無理やり笑顔つくって集まりに行ったりしてました。
大人数で集まるところはほんと行きたくなくて。でも行きたくないって言うと夫が、妻と夫はセットだから私が行かないと変だから行かないといけないとか言って、ちょっと喧嘩になったり。
東南アジアに住んでいた時も私が家から全然出ないので(人と交流してない)それでちょっと夫と口論になったり。
うちは基本的に2年に一回は夫の国に帰って夫の家族と会う感じになってるんですが(去年、今年は夫は1年に一回帰ってますが)帰ると基本毎日夫の友人や家族と会って、どっか行って、ご飯食べたりとか何かしたりとか。
2週間とか3週間とか帰るのでそんなのが続いて、私はぐったり。途中で精神的に疲れて泣いちゃったりとか。
私の出した結論:今
日本で大人数で集まるところが好きじゃないのに、海外に来たらそれが変わるってことはないので、行きたくない時は行きたくないと言う、そして行かない。
アメリカの政治や文化や仕事の内容がわからないとしても全く問題ない。それで落ち込む必要はない。(勉強する必要がないということではないですが)
また夫の家族は良い人です。でも夫の実家に滞在して毎日一緒に行動して、ずっといるのは疲れるので、しんどくなって来たら一人で過ごす等ちょっと静かな時間を作る。
必ずしも、全ての人に毎回アメリカに帰った際に会わないといけないということではないので、頑張りすぎない。
人によっては、英語の能力とは別に輪に入っていける人とか、ノリがすごい良い人がいてうらやましいとは思います。
後友人がすごーく沢山いて、明るくて、いつも楽しそうな人もうらやましい。
でも私は元々一人でいる事も嫌いじゃないし(一人で住むのは苦手なんですが)、大人数で集まることが苦手なのでそれはもうそれで良いと思うことにしました。
でもこれで良いと思うようになるまでに結構かかりました。結婚して約◯年。中国のラッキーナンバーな数くらい。
ちなみに、アイルランド出身の友達と話す時はアメリカ人の夫も彼女が何を言ってるかわからない時があると。別のイギリス出身の訛りが強い人と話す時もそう。
イギリス独特の表現やオーストラリアの言い回しも、わからないこともあると。シェークスピアの映画見ても使ってる言い回しが全然わからないって言ってました。
ただ、私のアイルランド/イギリス英語の分からなさ度とは違うのは当たり前ですが。笑
私が日本で読んだ本や、感じた事、ドラマや映画、人と知り合って得た情報や経験は私の生きた年数だけ積み重なっています。
例えば実家周辺の訛りを夫が私と同じ位に理解出来るようになるのはほぼ無理だと思います。笑
夫が今から日本語を熱心に勉強しても、私の知っている事をそのまま丸っと習得することはほぼ無理だと思います。逆も然り。
英語ネイティブで本が大好きな夫と同じ英語の語彙を会得することは一生無理です。
だから、日本人の私が英語を聞き取れなくても何も悪いと思うことはないんです。日本語でも聞き取れないことあって「え?」とか「何て言った?」って聞き返すことありますから。
でも、私、英語となるとどうも気が弱くなっちゃって聞き返すことがしづらくなっちゃうんですよね。
まだまだ道のりは長いです。でも2カ国語以上話せると認知症の発症を遅らせることができるって記事を見たので、それを心にこれからも英語は細々とやっていきたいと思っています。
そしてボードゲームで一緒に遊んだりすると、好きなことを通じてなので比較的気まずくなりづらいです。
まとめ
えーと、今回何が言いたかったかと言うと
と言いたいということです。別に無理に社交的になる必要もないと思います。
世界中が皆社交的な人だったら、それはそれでちょっと変な気もしますし。
皆違って良い、違うから良いってことだと思います。
アメリカ人の夫とは、日本で言うツーカーの仲になるってことはたぶん一生ないので、いつも自分の思っていることはきちんと伝えるよう心がけています。
結構自分では表情や態度で表してると思っていても、何も言わないと=問題ないって思われるので。
後、定番な感じですがブログ始めて何人かこちら在住の日本人女性と実際にお会いしてお友達になれました。内向的でもブログを通じて似たような話題で盛り上がれる人や、同じような趣味がある人が探せるかもと思います。おすすめです。
私もさっさとブログやればよかったです。海外住みだしてからすぐに。