北京でハイキング&郊外観光 川底下村 ちょっと違った北京

Beijing hikersでハイキング第二弾

以前ハイキングに参加したBeijing Hikers、今回は2度目と言っても最後になりそうですが参加して来ました。

Beijing Hikersの出発場所は亮馬橋駅近くか、麗都ホテルスタバ前です。うちからはどちらも遠いので、前日は以前にも宿泊したヒルトン北京に泊まりました。

ヒルトン北京は今回もなんちゃってダイヤモンドの力で、一番安いお部屋予約からのアップグレードで、エグゼクティブルームへ。

更にプライスマッチ保証でTrip.comがより安いレートを出しており、それにマッチして貰ったので約700元の宿泊でした。

今回アレルギーフリーのPure Roomというところに泊まりました。

hiltonhonors3.hilton.com
空気が良くない事で有名な北京ってこともありますが、アレルギー持ちな人には良いのかと。99.9%のアレルゲンを除く事ができるお部屋だそうです。

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こちらのヒルトン北京は今回もラウンジスタッフがとても気持ち良いサービスで、連携が取れていて良かったです。マリオット、ヒルトン系等々北京で泊まったホテルの中では一番と思います。

皆終始笑顔で、そしてこちらから頼まなくても進んで積極的に接してくれます。ハッピーアワー時もグラスの飲み物がなくなるとすぐ声がけしてくれて、次を持ってきてくれるレストランのようなサービスです。

後、ラウンジは吹き抜けなので他人の音が比較的気にならないのもいいかなと。

ヒルトン北京から亮馬橋駅は徒歩5分位なので、ハイキング前泊にはもってこい。朝7時半集合でした。朝食食べて、集合場所へ。

川底下村

今回川下底村という北京市内から約2〜2.5時間片道位の村に行ってきました。ハイキングレベルは2+なので易しめです。
www.beijinghikers.com

一人450元、移動費、食事、お水、おやつ込です。
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総人数10人という小さいグループで、バスも小さめ。他にも中国人のツアーグループが複数いましたが、激混みということでもなく、のどかな感じでした。

村の名前の意味

川という漢字ですが、実際は爨という難しい漢字。

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興味の興の上の部分、林、大、火という字から成っていて、パット見だとかなり難しい漢字です。

この日のBeijing Hikersのガイドは、Bettyさんという若い女性。翻訳通訳が本業ということで、週末Beijing Hikersで仕事をしているそう。

とてもエネルギッシュで若さ溢れる女性でした。

旅行が好きで色々な所に行っていて、日本にも2度来た事があるそう。社交的でこの仕事も週末働くと言っても色々な人と触れ合えるから全く苦にならず、逆に楽しいとのこと。

バスの中で簡単にこの村について彼女から説明が。爨底下は400年以上の歴史があるそう。

そのままの意味だとクッキングストーブの下という意味、その由来にはいくつかあって、昔はこの村は中心地から離れた場所で、山の中にあることから見つけ辛い、安全な場所という意味。爨底という村が隣にあって、その隣という意味、というようなお話。

また言い伝えによると、昔この村は洪水でほとんどの人が亡くなって、男性と、その男性の兄弟の奥さんだけが残ったとのこと。

そこから再度家族を築き始めるべきか否かというところで(亡くなった兄弟の奥さんと結婚というのはタブー的であったためとのこと)、神にその是非を問いて、岩がどうのこうのになったら家族となって良いとの事で(途中で聞き取れずそのままに)、結局神様が認めてくれて家族を始めたという話でした。

この二人が夫婦となり、子供を作って、男の子3人が生まれ、そして更に家族が増えて、となって、この村は皆、「韓」さんという名字だそうです。 (ここらへんは日本の昔話と同じというか、言い伝えというか、どこまで本当なのか分からないですが)

www.tripadvisor.jp

村の様子

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全体としてはそこまで大きくない村で、ちょっと山の方に登ると全体が見渡せます。

村の中は、この村に住む中国人ガイドさんが案内を簡単にしてくれて、それをBeijing Hikersのガイドさんが通訳してくれる形で進みました。

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ほんとに昔のままなのかは分かりませんが、毛沢東時代のプロパガンダが残っている事でもここの村は有名だそうです。毛さんの思想で自分の脳を武装しようというような意味だそう。

まぁ色々あるのでこういうのを見るのは複雑な気持ちではありますが。その他も薄っすらと残っている壁のプロパガンダがいくつかありました。

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大きな岩が並んでいる場所もあったりで、ちょっと都会な北京からは離れて郊外に来たなという感じ。

写真には撮らなかったのですが、村で一番大きい家が今現在は観光向けに公開されていて、その家には犬猫用のトンネルが家屋の下に作ってありました。

この村は清、明時代〜ということで古い建物という体のようですが、ペット愛はこんなに昔からもあったのねと。

ja.wikipedia.org

またベッドの下に炭を入れてベッド自体を暖める事ができる装置とか、ベッドの側の床にも物を暖められる仕組みがあって。お金持ちはこんなに前から床暖ならぬ、ベッド暖で暮らせたのかーと感心しました。

周りの山にちょっとだけ登ると村がよく見渡せます。
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全体的にハイキングは控えめで、話を聞くのがメインな感じのツアーでした。食事も村の中のレストランで。美味しかったです。ビール付きでした。

ニーハオトイレ

村の外側のトイレは、市内によくある公共トイレで個別のドアの男女共用だったんです。

でも、村の中のトイレは、ドアはあるけど、隣の仕切りがないトイレでした。つまり、外からは見えませんが、横の人の様子は丸見え。

胡同でもニーハオトイレありましたが、私が行った事あるのは低くても仕切りが横にあったので全く仕切りないところは中国では私、初めて見ました。

参加してた外国人の方はこれにかなり引いてました。

まとめ

今回なぜか私達以外はアメリカ、カナダ、ドイツ、スウェーデン、ロシアの大使館関連の皆様というメンバーでした。北京は大使館関連の外国人が多いんでしょうかね、やっぱり首都だからか。

毎度夫と私は非社交的なもので二人でコソコソ静かに行動しておりましたが、外国人のお友達を作りたい方はBeijing Hikersは良いと思います。

または一人で静かにハイキングをするのも良し。

爨底下村はちょっと変わった観光ということで、お勧め度は5つ星で言えば3.5位でしょうか。時間があったら行くという感じかな。後は、北京に住んでいる方向けかと。