北京でハイキング:Beijing Hikersのツアーに参加して万里の長城に登ってきました
Beijing Hikers
北京に住んでもうすぐ3年になるのですが、ずーっとやろうとは思ってはいたけどした事がなかったことの一つ、空気が良かった土曜日にBeijing Hikers(ベイジンハイカーズ)のハイキングに参加して万里の長城に登ってきました。
ベイジンハイカーズは2001年から運営されている北京内でのハイキングを主に催行している会社です。その他にも中国内のツアーなんかも行っています。
英語で案内が行われるので外国人の参加が主です。毎週複数のハイキングツアーが行われているので、北京に住んでいて度々参加している人も多いよう。
夫の同僚にも北京に来たばかりの時に勧められて、でも何となく予定が合わず3年近く経ってしまったんですが今回やっと参加しました。
アウトドアが好きな北京に住む人には結構よく知られている印象です。
ハイキングのレベル
軽いハイキングからかなりシリアスなハイキングまで1−5のレベルに分かれています。これからのハイキングの予定:Upcoming hikes and trips in Beijing | Beijing Hikers
それぞれのハイキングに以前の同じツアーの様子が写真で出ているので感じを掴みやすいです。万里の長城をハイキングするツアーが主です。万里の長城、かなり長いのでレベルに合わせてそれぞれ異なる場所をハイキングします。
ハイキングのレベル毎に説明がされています:Hiking with Beijing Hikers: How difficult are the hikes? | Beijing Hikers
レベル1がクライミングというよりも散歩な感じで簡単、レベル3が一番よく行われているハイキングで3時間程かかる内容。日頃運動をしているかによって簡単、または結構大変と感じる人に分かれる。3+がこれよりも大変なハイキング。長い登りや急な登り下りがある。レベル5が肉体をかなり酷使するハイキング。日頃から体を鍛えていて慣れている人向けです。
ずっとスタッフの人が付いて何か歴史背景など説明してくれるというツアーではないので(聞いたら教えてくれるかもですが)、観光だけというよりも、北京に住んでいる人またはアウトドアが好きで、万里の長城に行きたい人向けかと思います。
超インドア派を自負する私ですが、アウトドア好きな夫に押されて今回軽い気持ちで3+に参加しました。今回は龙泉峪长城(龍泉峪)という部分の万里の長城のエリアに行くツアーに参加しました。
Hike in Beijing: Longquanyu Great Wall to the Little West Lake | Beijing Hikers
北京の中心部から見ると北にあります(↓の1のところ)。
このエリアの長城は一部が山に突っ込む感じで、途切れているところがあります。また一部修復されていている場所と、されていない場所があります。修復されている場所も、適当な感じの修復具合なところもあって、段差がかなり不規則な高さで歩きづらかったです。
普通にツアーで行く万里の長城のエリアではないので、今回ハイキングをしたエリアは人はいましたが混んではいなかったです。
八達嶺長城 - Wikipedia 観光で行く有名な万里の長城はここらへんのよう。場所的には私が今回行ったところより北の部分です。
ツアーの料金
ちなみに料金はそこそこ高いです。ツアーにもよりますが今回私たちが参加したのは一人420元(6,500円位)。でも英語で事前に注意点など案内してもらって、片道2時間ずつ往復のバス(渋滞付)と行きにスナック(バナナとミューズリーバー)を貰えるのと、水もボトルで好きなだけ(必要なだけ)貰えます。
またスタッフの人が複数いて、ハイキング中も先頭、中、最後尾と分かれて付いて歩いているので、サクサク歩けなくてもはぐれたりはしないです。
万が一足をくじいてしまったというような時も個人で来るよりもそこは安心かと。計4人いたBeijing hikersのスタッフの内、2人は外国人の方でした。
同じバンに乗っていたスタッフの人はオーストラリア人。でも、もう23年もオーストラリアに住んでなくて、中国は8年位になると。中国について結構辛辣に話をしていて、面白かったです。週末、祝日等に人が多く集まるところには行かないようにしてると言ってました。私も同じです。
そしてハイキングが終わってから昼食も。ビールも込でした。10種類以上の料理が来て、8人で分けて食べました。野菜が多くて嬉しかったです。
ちなみに会員になると割引があります。何度も参加している人も結構いるようでハイキング ログブック(ハイキングの記録をするノート)も会員向けに配布しているようでした。
バスでピックアップ
麗都広場のスタバか亮馬橋の地下鉄駅あたりが基本のピックアップポイントです。
そのツアー毎に時間が違いますが、私たちは麗都広場8時半出発に。今回のツアーは結構人が多かったようで、大きなバスと小さなバンに分かれて計40人位いました。
春だからハイキングが人気なのかと。寒くないし、暑すぎない時期なので。北京の春は短いです。
スタバで待っているとBeijing Hikersのシャツを着た人が来て、名前を確認してまわってました。一人で参加している人もいました。ほとんどが外国人。中国人の人もちらっといましたが少数でした。
1時間程乗って、途中トイレ休憩
私たちは空気が良くなるのを確認して数日前にスタンバイリストに入れてもらったので、小さいバンの方に乗車。狭いのは狭かったんですが別に悪くはない乗り心地でした。運転手さんも穏やかな感じの人でした。
ハイキングスタート
普通の道路脇に見えるポイントからハイキング開始でした。
平らなところもあり、でもかなり急な階段や、道もあり
中国人のグループで来ている人も結構いました。
中国ではハイキングという概念が新しいのか、まだ馴染みがないからかもしれないですが、道幅がないところでは、基本登り、下り側どちらかが道を譲ると思います。
日本だと下りの人が登っている人を優先します。でもここではほとんど誰も譲らない。
数時間ハイキングした中で、一度だけ中国人の若い男性二人組が道を譲ってくれました。それ以外全て外国人(私たち)側が道を譲りました。下りも登りもどちらであっても。またこちらが譲っても何も言わず。何だかなという感じ。
またスマホの音楽をスピーカーでガンガン鳴らして歩いているグループが複数いて、残念な気持ちになりました。
こういった人たちのグループに近い場所で歩かないといけない場合、ずっとその音楽を聞き続けなければならず。街中で音楽をスピーカーにしている人も結構いるので、音楽をスピーカーにして流すって事自体が人の迷惑になるというような概念がたぶん中国の人にはないんだと思います。
でも自然の中にいる時に、音楽を大音量で流す意味が分からないです。自分が好きな音楽でも、他の人も皆好きだとは限らないですしね。
そして私は自分の足元を見るのに忙しかったので気づかなかったのですが、何人かゴミを投げ捨てている人もいたようで、これもまた残念。
何人かの中国人の人は、見た目で分かる外国人の夫に「ハロー」「ハーイ」「ウェルカム トゥー チャイナ」とか言ってました。私も外国人なんですけどね。。。まぁ日本人はそんなにウェルカムされてないのかもしれませんけれども。。。
ずるずる滑ってしまう砂の道を行くこともあり、結構苦戦しました。
分かれ道となっているところにはこのBeijing Hikersの印が木に巻き付けてあるのでこれを目印に。先頭のガイドが付けて、最後尾のガイドがこれを回収します。
他の中国のグループの同じような印も付いてましたが、見た感じからすると回収はされておらず放置されている感じでした。これも残念。
ハイキングコース終了、そして公園に出る
写真ではいまいちなんですが、すごく混んでました。同じTシャツを着たグループや何かスローガンみたいなのを輪になって叫んでいるグループが沢山いて、どうも会社のイベントで来ている感じでした。
近くではスピーカーガンガンで何か叫んでいるグループがいて、自然を楽しむとかっていう気分では全くなく。
テント張ってる人も複数いました。
明時代の栗園だそうです。なぜか場所の案内板に日本語もありました。
子供用のショベルカーに乗って遊べる場所もあり。ショベルカータイプは初めて見ました。
その他ボートや中に入って遊ぶ水上のボールなんかもあり、家族連れがかなり多かったです。
まとめ
参加者は北京に住んでいる人、観光で来ている人様々で、ドイツ、イタリア、オーストラリア、フィンランド等色々な国の人が参加していました。
ハイキング自体は、日頃運動をしない私にはちょっと3+は辛かった感じです。運動をあまりしない人であれば3以下が良いかと思います。
参加者は皆フレンドリーな感じで、歩きながら知らない人同士でおしゃべりをしている人も多かったです。
私たちは非社交的なのでとりあえず何人かと軽い会話をしただけで終わりましたが、社交的な人であれば友達を作ることも可能だと思います。
出発時に全員がバスに乗るまでちょっと時間がかかったりしましたが、それ以外は比較的スムーズに進みました。
ちょっと下に降りてきてからの人混みに疲れましたが、空気の良い日で予定があればまた参加してみても良いかなと思いました。レベル3以下で、あまり人がいないところであれば。
ちなみにその後筋肉痛がひどいことになって超ゆっくりしか動けない状態が続いています。あとしゃがんだり、かがんだりも痛くてし辛いです。
体を動かすことは良いことなんですが、筋肉痛がひどいです。大人になると転んだりしないし、急激に運動するってこともあまりないし、痛いことってほとんどしないので、余計に痛みが辛いです。みなさんもお気をつけください。