ANA・JAL 国内線に乗る当日に空席があれば誰でも出来るアップグレード方法
*2018年4月追記：ANAは2018年4月〜マイレージ会員向けにアップグレードの事前予約を開始しました。当日も以前と同様に可能ではありますが、事前にアップグレードをしたいという場合には予約が確実かなと思われます。
また今まで一律料金だったアップグレード代金も路線に寄って変わることに。短い距離の場合には安くなりますが、長距離の場合には高くなるので改善なのか、改悪なのかはよく乗る路線に寄りますね。
2018年春 プレミアムクラスのご利用がより便利になります｜プレスリリース｜ANAグループ企業情報
特に国内線の飛行機によく乗る方には常識なのかも？とも思うのですが、私は昨年位に飛行機に目覚めだすまで知らなかったことの一つです。
ANAやJALの国内線を普通席で買っていても、当日空きがあればプレミアムクラス（ANA)／ファーストクラス／クラスJ（JAL)に有償でアップグレード出来るということです。
別にその航空会社の上級会員ではなくとも、国内線の航空券を持っていて、空席があって、追加でお金を払えば誰でもできます。
特典航空券であっても、同じく追加でお金を払えば出来ます。
私の場合、実家に帰る便はプレミアムクラスの設定がない路線なので個人的にはそこまで使えるとも言い難いのですが、知っていると使えることがあるかも。
私も数回個人的に利用しました。
個人的にANAを主に使用しているので、今回ANAをメインに紹介しています。
もくじ
いくらでアップグレードできるか？
ANA 【国内線】普通席を予約していますが、プレミアムクラスへの変更はできますか
料金（一区間ごと）・・・プラス 9,000円
JAL ファーストクラス料金、クラスJ料金は当日空港でお支払いただけます
国内線の運賃にプラス8,000円でご利用いただけます。（ファーストクラス）
クラスJの場合には、当日1,000円でアップグレード可です。
ちなみに、国際線乗り継ぎ24時間以内だと税金分支払わなくて良かったです。
いつ出来るか？
例えば乗る前の日にというのはできません。
乗る当日に、国内線のカウンターでアップグレードが可能です（国際線の空港カウンターではできません）。
当日、プレミアムクラス（ANA）、ファーストクラス、クラスJ（JAL）に空きがあれば朝に空港へ行って、夕方や夜の飛行機のアップグレードを行うことも可能です。基本的に先着順なので早く行った人が出来るという感じです。
ただアップグレードのためだけに空港に行く人もまぁいないかなと思うのでいつもよりちょっと早めに行って、空席があるかアプリやインターネット、またはANA、JALの空席が表示されているモニター画面で確認をするという感じですね。
尚、事前に空きがなくてもキャンセル待ちということもできます。
私の場合はそこまでしなくても良いかなという感じであったので、とりあえず空席がある時に数回だけしました。
お金に見合うだけの特典があるか？
結構お値段高めではあるのです。けれど、そのお金を払うとこんな特典があります。
（私が個人的に経験したことがあるANAを例に挙げています）
プレミアムクラスカウンターでスイスイとチェックイン
国内線の場合にもチェックインカウンターは何かと混んでいることが多いです。
そんな時にプレミアムクラスカウンターならばスイスイとチェックインできちゃいます。
ちなみにプレミアムクラスにアップグレードをする際、一般のカウンターでもアップグレードをお願い出来ますが、プレミアムクラス用のカウンターでこちらをお願い出来るとのこと。
このプレミアムクラスのカウンターっていうのがちょっとお金持ちな気分（気分だけですが）になれます。
特に羽田空港の国内線チェックインカウンターはちょっとドアの奥にある感じで、私なんかが入って良いのだろうかという気持ちになります。
許容荷物量が増える（ただ国際線乗り継ぎの場合にはいまいち関係はなし）
国際線乗り継ぎの場合には、その国際線のルールが適用され、北京からの場合にはエコノミーでもスーツケース2個、23kgずつです。
国内線乗り継ぎの際に、この状態から更に増えるという方はほとんどいないと思いますが、もし国内線だけ乗る場合には、普通席はスーツケース1個、20kgまでのところ、プレミアムクラスは40kgまでになります。
プレミアムクラス用のセキュリティーレーンにてスイスイ荷物検査
特に夏休みやGW中等、旅行者が多くなる時期には空港もとても混みます。
また、最近外国人旅行者も増えてきているからか、全体数が多くなっているような気がします。そんな時にも、荷物検査もプレミアムクラス用のレーンで出来るので、待ち時間が短縮できます。（普通の安全検査も北京のそれに比べれば十分早い気がしますが）
国内線サービス～プレミアムクラス～ ｜Service & Info[国内線]｜ANA
ANAの場合、羽田、千歳、伊丹、福岡に専用安全検査レーンがあります。
あとウェブサイトには出ていないのですが、那覇空港にもありました。
静かなラウンジで悠々飛行機を待つ
国内線のラウンジは国際線に比べると飲み物がほとんどで食事はないのですが、生ビールが好きな方なら飲み放題です。
そして静かな場所でゆっくりくつろげるという点が大きいと思います。
また成田の場合にはちょっと他の国内線とは違って、国際線の到着ラウンジも兼ねているため、軽食が置いてあります。
おにぎり、クッキー、リンツのチョコレート等。食いしん坊な私はついつい成田に行ってしまいます。
あまりないかもと思いますが、自分（プレミアムクラスアップグレード済）の他に同行者一名も一緒にラウンジに行くことが可能です。
ラウンジでまったりした後に、優先搭乗
ラウンジでゆったりした後に、時間となったらゲートへ行き、普通席の方よりも先に優先して搭乗させて頂くことが可能です。待ち時間なし！
でも個人的には中国で飛行機に乗る時のように席上の荷物入れがいっぱいになってしまうんじゃというような心配を日本の国内線ではすることがほとんどないので、優先搭乗はせずとも問題ないように思えます。
ラウンジでゆっくりして、そこそこの時間に普通に搭乗しても全く問題ないかと。
プレミアムクラスは食事と飲み物が出るんです！
時間帯によって内容が異なりますが食事の時間帯に乗る場合には、食事が出ます！
月々のメニューはこちらから： 国内線サービス ～プレミアムクラス～ ｜Service & Info[国内線]｜ANA
スパークリングワインやビール、日本酒、焼酎もあります。ちょっとした国際線並です。
座る席も違う！
やっぱりお金を支払うだけあって、席も違います。
それぞれの機種によってシートは違いますが、少なくとも座席間隔が50インチ（約127cm）あるので圧迫感は全くないです。
PREMIUM CLASS シート｜Service & Info[国内線]｜ANA
普通席の詰め込まれた感じとは違い、ゆったりして飛行機の旅を楽しむことが出来ます。
荷物が早く出てくる！
北京の荷物が出て来るのに比べたら日本の空港はどこも早いと思いますが、それでもプレミアムクラスだと、他の乗客に比べ早く、出てまいります。そのため待ち時間が短くなります。
マイル／ポイントがより多く貰える
プレミアムクラスご利用時のマイル積算について
- ※料金のお支払いによってプレミアムクラスにアップグレードした場合、もともとご購入いただいている運賃に、一律プラス50％が積算されます。
例）旅割の場合→75％＋50％＝区間基本マイレージの125％- ※マイル積算対象外の航空券との併用でプレミアムクラスをご利用の場合は、プラス50％の対象外となり、マイルは積算されません。
- ※区間基本マイレージと区間・運賃別積算マイル数は、国内線マイレージチャートにてご確認ください。
こちらからANAマイル、プレミアムポイントの計算ができます。
ちなみにこのプレミアムポイントというのは、上級会員になるために集めるANAのポイントです。上級会員を目指していない方の場合には、特に気にする必要はないと思われます。
サービスも違います。
普通席より少ない席数の中でアテンダントの方がサービスしてくださるので、より手厚いサービスが受けられます。
飲み物もどんどんオススメしてくださるし、風邪が治りかけで喉がガラガラしていた時にちょっとのど飴をと言ったら、小さい袋一杯に入れてくださって、マスクと一緒に貰い、あー日本に戻ってきたなーと思いました。
中国のクールなサービスに慣れた身としては、日本のサービスはいつも恐縮するばかりですが、たまにはちやほやされたいという気持ちもあるので、存分に楽しめました。
まとめ
空席があれば、ということが前提ですが、
個人的に思うアップグレードをオススメする方は：
- (北京の)生活に疲れ、たまにはプチ贅沢をしたいと思う方
- 国内線長距離に乗る方 やはり乗っている時間、サービスを受ける時間が長いのでお得ですね
- 乗り継ぎの時間が長い方 ラウンジで静かにゆったり休めます。生ビールあり。
- ちょっと贅沢なバケーションを楽しみたい方
あたりでしょうか。
私は一人で沖縄に行った際に、アップグレードを利用しました。夫と2人ですると9,000円X2は結構高い気もするので、一人旅で、自分のお金だし、たまにはプチ贅沢も良いかなと。
ANA、JALそれぞれプレミアムクラス、ファーストクラス、クラスJの設定については時刻表から確認できます。ANAのプレミアムクラスの方が路線数としては設定が多いです。
