海外に住むだけでは言語はマスターできない:私の中国語がいまいちな理由のひとつ

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私、子どもの頃から外国語全般に憧れがあって、小、中学生の頃は漠然と海外留学を夢見ていました。

 

それでも家から「最寄り」の駅まで徒歩1時間もかかり、

電車も3時間に一本というようなド田舎では

いまいち外国や外国人に触れ合う機会も大してなく。

 

高校生の時にイギリスにホームステイに1ヶ月程行きました。

全く英語が話せず、聞き取れず。

好き嫌いがある事も言えず、

またご飯の量が適量かどうかも全然うまく伝えられず、

出して貰う物全て食べてたら1ヶ月で10KGも太って帰国しました。

 

良い思い出です。

 

その後も結局、留学は出来ずに終わりました。

 

でも今は海外に(北京ですが)住んでいるので外国への憧れはある程度成就したと言ってもいいのかもしれません。

海外に住む=現地の言葉がしゃべれるようになる?

私、中国には計5年程住んでいるのですが、中国語は残念ながらほとんど上達していません。海外に住むことで自動的に言語が分かるようにはならないですね。残念ながら。

 

一昨年HSKの3級(日本人ならほぼみんな合格出来るレベルかと)を受けました。マッサージやレストランの予約をする位は電話で出来ますが、ちょっと応用篇的な会話になるとすぐだめになってしまいます。

 

出来れば後1年で北京を脱出したいと思っているので来年の夏前にHSKの4級を受けたいと思っています。

私の中国語がいまいち上達しないワケが分かった

 夫の親友

最近、夫の親友で生まれ育った家も徒歩10秒の近所というアメリカ人男性が夫を訪ねて北京に来てくれました。

彼はちょっと自分に自信がありすぎてちょっと鼻につく感じなのですが。。。夫と彼は仲が良くてお互いそれぞれが違う国に引っ越す度に訪ねてくれる、訪ねている数少ない友人です。

 

彼は大学時代に奨学金を貰って北京大学に留学して経済を学び、その後修士号を台湾で取り、アメリカに戻って有名な大学で博士号を取って、現在はヨーロッパの大学でアシスタントプロフェッサーをしています。

 

大学の教授というような職に付く方は皆さんそうなのかもと思いますが、彼も社会に出て働いたことはほとんどなく(夏のバイト程度)。

かなり長い間学生で、そのまま大学で働くようになったという感じ。

彼のお父さんは弁護士で裕福な家というおまけ付き。

 

頭の良い彼は語学にも長けていて英語は第一言語ですが、その他中国語とトルコ語も出来ます。中国語は話すだけではなく漢字も得意。

たまに中国語の成語のウンチクとか話し出したりして個人的にはちょっと面倒くさい人だなと思ったりしてしまいますが頭が良い人なのは確か。

 

そして話の引き出しは多くて、話好きなのでこちらが何を話そうとか考えずとも話に困ることはない人です。

 彼の行動、言動

彼が北京に来た時に、夫と3人で足裏マッサージに行きました。そこでの彼の行動を見て、私は、こういう人だと言語の上達が早いんだな、と納得しました。

 

それは:

マッサージ師(中国人)の人に話しかけまくって、色々質問すること

そして分からない単語については

分かりません、それはどういう意味ですか

と聞くことです。

 

言語の基本は話すことだと思いますが、私元々から内向的で人に物を頼んだり、道を聞いたり、気軽に知らない人に話しかけたりするのが苦手なんです。夫も同じなので、道に迷ってもほとんど人に聞きません。笑

www.dekoboko-world.com

 

そのため上に挙げたような事、本当に必要で切羽詰まるまでしません。間違いを犯すことをいつも恐れていて、曖昧な単語を発音することがとても苦手です。

 

でも、ミスを恐れずにガンガンその言語を使っていける人が上達していく人なんだな、と今回実感しました。

 

彼は発音して分かって貰えない単語があったら、「いつもこれを言ってもなかなか分かってもらえなくて、もう一度発音してみてもらえませんか」とマッサージ師の人に言ったりしていて。

 

「後からすごい色々質問してたねー」と言うと「中国語を使う機会があまりないから、使える時はどんどん使わないとね」と言っていました。

これぞ、その言語を習得したかったらあるべき姿だなと考えさせられました。

 

大学時代も寮の中国人学生と事ある毎に沢山話しをしたと言ってました。漢字は話すだけでは勉強できませんから、机に向かった勉強も相当したと思いますが。

 

じゃあそれを私が出来るかというと、日本語でも出来ない事を別言語では更に出来ないので私にはなかなか。

中国語レッスンで出来るだけ質問するようにする程度しか考えつきません。内向的な人向けの言語上達方法は、やっぱり一人でコツコツ勉強する事でしょうか。。。

じゃあ、英語は?

言語学習に終わりはないと言いますが、英語も学習年数をいくら重ねても、日常会話位は問題なくなっても、全然ゴールは見えないです。

 

夫と使っていても学校と違って難しい話題で討論を交わすなんて事ほとんどないですし、基本的には毎日似たような話をする事が多いです。

 

また、毎回間違いを直してもらうとイライラするだけで円満な結婚生活とはならないので毎年上達しているかと言われるといまいち実感はありません。

 

ただ夫は私の間違いを聞き流せる寛容な心を持っていると思います。たまに夫が日本語を使って間違ってると私はどうしても「それ違うよ」とか「失礼な言い方だよ」と訂正してしまい、聞き流せないので。。。

 

でも、結婚当初よりは今の方が英語に慣れているとは言えると思います。英語の表現なんかも結婚当初よりは覚えたと思います。

 

でも言語学習にゴールはなく、 私が英語ネイティブの夫の語彙数に追いつく日は一生来ないです。逆も然りですが。

 

Boggleというゲームをいつもゲームナイト(ゲームして遊ぶ夕べ)の最後にやるんですが全く比較にもならない位、私の英語の語彙数は少ないことを見せつけられます。

 

Boggle↓こういうやつです。アルファベットをシャッフルして、それを繋げて言葉を見つけるゲーム。

Scrabble Boggle Game

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言語は学べば学ぶ程、自分の出来なさ、分からなさがより明確に分かるようになると思います。

まとめ

特にまとめることもないんですが、やっぱり人と話すことが言語上達の近道だなと思いました。

 

とりあえず私はテストという目標を持って家でオンライン中国語レッスンをするという事が現状で考えられる中国語上達の道かなと思います。

 

目的がないとなかなか勉強って続かないですですから。まぁ、目標あってもなかなか続きませんが。