海外から国際宅配の着払いで荷物を送って貰う方法と中国の税関

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前置き

この話、ちょっと長くなります。そしてただの私のアホな失敗談の記録です。

 

私、よく物を失くしたり、置き忘れたりします。そのため腕時計は基本ずっとつけっぱなしに出来る防水のを使っていて、結婚指輪は外しません。流石になくしたらいけないので(太って外せなくなったって話もありますが)。

 

そして失くしてはいけないと思って、別の場所に置いたりするとそれを失くしたりという事が多々あり、これは旅行中も例外ではございません。自分では気をつけてるつもりなんですが、いつもこういう事が起きてしまい、誰か抜本的な解決策あれば教えてください。。。

夏の旅行

昨年の夏、夫と私と友人夫婦計4人でバルト海クルーズ+周辺旅行に行きました。結構色々周ったんですがその途中、リトアニアからポーランドのワルシャワまでバスで移動しました。

 

Lux Expressという会社のバスを使用したのですが、このバスはWIFI完備で、シートで映画見られたりして快適でした。それも7時間の旅程で10EUR(今のレートで1,200円程)という激安ぶり。

luxexpress.eu

私、この前後にちょっとどうしてもパソコンを使用しなければいけない事情があって、自分のMacbookを持って行ってました。そして、降りる時に忘れて、このバスの中にMacを置き忘れてしまったんです。。。

ちなみにリトアニア、綺麗な町ですが馴染みがない方も多いと思います。私もちらっと寄っただけなのでそこまで見たわけではないのですが夏に東欧を旅行して、実感として物価が中国より安いかもと思いました。

 

特に中国では洋食は高くなりますが、東欧では安い。そしてビールや食べ物もクオリティが高くて、北京と比べるとレストランの外食費用が安く済みました。ポーランドも然り。

 

そんなリトアニアですが、平均月収はUSD900程との事。

List of countries by average wage - Wikipedia

中国とそんなに変わらないですよね。というか、中国の平均月収が随分上がっているんだろうと思いますが。

バス会社に連絡するも。。。

ワルシャワに着いて、バスを降りた後、10分後位に気づいたんですが時既に遅し。バスは既にいなくて、私大パニックでした。。。夫は、私が幾度もこういう事を繰り返してるので、落ち着いてましたが。

 

スカイプを使ってバス会社のワルシャワオフィス(ポーランド)に電話してみると、こちらではよく分からないのでリトアニアに電話してと(バスがリトアニアから来てるバスだったので)。リトアニアオフィスに電話して、その待ち時間が永遠に感じられる中、とりあえず探してみるとの事。

 

私は現在、中国の小米のスマホ使ってるんですがなぜかこの時、海外でローミングが出来なくて電話を受けることが出来ず、とりあえず私から電話をオフィスに掛けて進捗を聞くという効率の悪い感じに。(現在はなぜか問題なくローミング出来るようになってます)

 

それも旅行の予定上、ワルシャワをその日に発って、クラコフ(ポーランドの別の都市)に電車で行かねばならず。電車の時間が迫っていたので仕方なく、クラコフ行きの電車に乗りました。電車の中で私はずーっと自分のアホさ加減に落ち込んでいました。

失くした次の日 

次の日、クラコフからバス会社に電話をするもまだ見つかっていないとのこと。私が降りたバスを探してもらえば、すぐ見つかると思ってたんですが、なんだか大丈夫かなと思いながら、どうしようもないのでとりあえず待つことに。

そしてまた次の日、見つかるが。。。

バス会社に連絡をしたところ、見つかったので夜中にクラコフのバスセンターに行くバスに私のMacbook Airを乗せて、そこで受け取れるようにしてくれるとのこと。私のMacの写真も添付して貰ったのでこれは確実に見つかったんだなと思い、とりあえずこの点は安心しました。

 

ただ、その載せてくれるバスが夜中クラコフ着のバスだったので、んーーーと思いましたがとりあえず周辺の治安も問題なさそうだったし、バスセンターは駅の近くで、ヨーロッパ各地に行くバスがひっきりなしに行き来していて、人も多かったので、次の日も早いし、夫はホテルで待機、私はバスセンターで一人で待つことに。

 

次の日の朝6時頃発の飛行機に乗る予定だったので、Macbookを受け取ったらすぐ空港近くのホテルに戻って、若干仮眠をして旅立てるかなとか考えてました。

待てども待てども

そのバス予定到着時間の1時間前にバスセンターへ行って、待ってました。バックパックで旅行しているような人が沢山いて、待合所はかなり混雑していました。

 

そしてバス到着予定時刻になっても、全くバスが着かず。その他のバス会社のバスも遅れて来ているような感じで、バス会社に電話してみたところ1時間半程遅れているとのこと。仕方ないので意外と寒い夜空の下、Kindleで本読んだり、夫に進捗状況連絡したりしてやり過ごしてました。

 

1時間半経っても全然バスが来ず。あれ、全く来ないなと。もうこの時点で何かやる気が全然なくなってきていたんですが、仕方ないから待ちつつ、電話をバス会社の人にしてみても遅れるとの事で何時に着くかわからないと。

 

そこから更に1時間半、到着時間より3時間遅れで目的のバスが来たんです。が、運転手に聞いても「え?コンピュータ?知らないな」と言われ。。。

 

同じバス会社の他の路線の運転手の人にも聞いてみたんですが、当たり前だけれど皆知らなくて、英語もそんなに通じないし、意思疎通もうまく出来ず。

 

もう、これ、ダメだわ、と思いつつ。バス会社に電話するも、私のMacbookの事は知らない夜のシフトの方で、分からないわねーという事で終了。私は計4時間以上外で待ったんですがそのままホテルに戻り、シャワーを浴びて、夫と共に空港へ行き、飛行機に乗り込みました。

一人日本へ帰る

夫とは別行動だったので、私一人そこから日本へ帰りました。もう私のMacは返ってこないだろうなという思いで、日本のAppleで買って実家に送ってもらったら間に合うかどうか、帰りに検索してたのを覚えています。

 

とりあえずバス会社には目的のバスには私のMacがないようであった事をメールで伝えておきました。意外にも、私が日本に帰った後メールを見ると、私のMacが見つかって、リトアニアのオフィスにあるとの事。

さて、どうやって送ってもらうか

FedexやDHLでMacを送って貰う場合、送金額が高額になるので、どうしたら良いか色々検索した結果、Fedexの場合は個人アカウントを作って、クレジット/デビットカードを登録して、その番号を相手に伝えれば着払いが出来るとの事。

 

今回はこれを選択しました。支払いは私のカードから差し引かれるので、このアカウント番号は大切な番号です。海外でも相手側が支払うというのが出来るという事、知らなかったです。

 

もし海外で着払いをお考えの場合にはこの方法が使えると思います。

 

Fedexで作ったアカウントをこのバス会社に伝え、時間かかりそうだったので中国の住所を連絡し、大体の目安金額を連絡頂き、とりあえず待つことに。

中国の税関

中国では、基本的に引っ越しして来る場合、一度だけ上限2,000元まで税が免除されるっていう仕組みがあります。(ちなみに他の国は個人の荷物には税金は課さない場合が多いらしいですが)うちはもう2度中国に外から引っ越ししてしまっていたので、Macbookは免税にはならず。

www.crown-move.com

出荷から税関手続きまで

7月22日にリトアニアからMacbookがFedexで出荷されました。

 

7月26日には中国に到着、税関手続きが必要な状態でした。個人用の輸入品として税関手続きをしなければならないと中国のFedexからの連絡。

 

パスポートのコピーとFedexからのメールに添付されていた税関手続きのフォームに記入して、送信しました。そこにはコンピュータのサイズ、スクリーンのサイズ、コンピュータの価値を記入して、返信しました。

 

何度かやり取りをして無事8月2日に北京の自宅へ届きました。私が払った税は300元程でした。

まとめ

私の場合、失くしたコンピュータが戻って来るというのはかなりラッキーだったと思います。

 

今回思ったのは、海外でもローミングして繋がる電話番号をやはり持っている必要がある、そして置き忘れには十分注意しよう、という事でした(当たり前ですが)。

 

ちなみにこのバス会社とはほんとに多数やり取りをして、バス会社の皆さんにはご迷惑をお掛けしました。Fedexは中国のFedexのスタッフと英語でのメールのやり取りであったため、お互い母語ではなくて若干ずれてる感じの時もありましたが、概ねスムーズな手続きであったと思います。

 

皆さんも海外での置き忘れにご注意を!