北京の空気ってどんだけ悪いの?情報を収集する
北京の空気、結果から言いますと悪いです。とても。
日本にいると空気を気にして外に出ないなんて事はほとんどないと思いますが、北京では家からなるべく出ないようにする日が多いです。
空気が悪い日が毎日というわけではなく、良い日もありますが、空気が悪い日の方がより印象が濃いので、悪い日の方が多い印象になりがちです。
特に冬は夏よりも悪くなりがちです。
北京では冬にマイナス20度なんて気温になったりして、未だ石炭を暖房として使っている人がいたりするので特に大気汚染に拍車をかけるそうです。
仕事や留学等色々な理由で北京に滞在している人がいると思いますが、空気汚染に対する情報をどこで確認できるかについて紹介します。
AQIとは?
AQIというのが、空気室指数と呼ばれるもので、中国基準とアメリカ基準がありますが、私はアメリカの基準を確認して、外に出る、出ないの判断をしています(空気が悪いのは目視でも分かりますが。。。)
色で言うと下の図、緑と黄色は外に出る事は問題ないレベル、オレンジ色は軽微、赤は軽度、紫が中度、赤褐色が重汚染。
在中国日本国大使館より抜粋
北京で暮らしている実感としては、紫になる事が結構あります。稀、という事ではないです。
個人的には、AQIが150を越えたら外に出なくてはならない時はマスクをします。そして、必要ではない時には外に出ないようにしています。
ただ私の周りを見ると、中国人も外国人もAQI150位でマスクをしている人はほとんど見かけません。
私は以前上海に住んでいた際に(上海は北京よりも空気はマシですが、汚染はやっぱりあります)、風邪から気管支炎になってしまい、それ以降は空気に対してビビりまくりなので、結構厳しめに対策をするようになりました。
情報収集はどうやって?
AQICN.orgというサイト、アプリ
北京北京美国大使馆大気汚染:リアルタイムPM2.5大気質指標(AQI)
スマホにこのアプリを入れています。
これは空気が良い日です。なぜかちらっと150以上のところがありますが、エラーかな。全体的に北風が吹くと、空気が良くなるようです。悪い空気が南に流れていく。。。ということですが。
このサイトは8日先の予測も表示されています(必ず当たるとは限りませんが)他にも色々アプリはあるのですが、結局このアプリが一番使いやすい、また予測も当たりやすいように思います。
日本語で表示出来ます。空気汚染に関するアプリはその他も沢山あるので、色々比べてみると面白いかもです。
AQIをチェックするアプリ
中国語、英語いずれも複数のアプリがあります。使い勝手が多少違うのでとりあえずダウンロードしてみて、使いやすいのを使うという事で良いかと思います。
Air Matters
シンプルな造り。予測もありますがおおまかな感じの予測。
Air Quality China
チャートで表示出来るので見やすいかも。
AirVisual
こちらで紹介したレーザーエッグと似たようなAQIを測る機械も出しているところで、それとリンクして空気をモニターすることが可能です。
大使館からの連絡、情報
在中国日本国大使館 日本大使館も注意喚起をしています。在留届を出しているとニュースレターがメールで届きますが、大気汚染がひどい時にはメールが送信されてきます。また、講習会を開いたりしているようです。
個人ブログにて大気汚染情報の確認
Air Pollution – MyHealth Beijing 英語ですが、ユナイテッド病院の先生をしていた方のブログです。この先生、かなり研究熱心な方のようで、空気清浄機の性能を比べたり、マスクの効果を調べたりと細かい情報が載っています。残念ながら既に北京を去っておられます。
大気汚染、実際に目で見た違い
以前住んでたところ周辺の写真。空気の良い日の方は昼間じゃないのでいまいちですがAQIが100以下の日と300以上の日の例。
大気汚染がひどい日は視界がとても悪くなります。天気の良い日は遠くにCCTV(通称短パン)が見えます。空気が悪い日は臭いも悪いです。
でも、北京も毎日空気が悪いということではないです。良い日もあって、悪い日もあるという感じです。
それぞれのアプリは予測機能もありますが、100%予測が当たるアプリはさすがにないようです。空気が良くなる日は比較的予測が簡単で、悪くなる日はどこまで悪くなるか予測が難しいそうです。
次回は実際の対策について書いてみます。