中国配車アプリ 滴滴出行(didi)の使い方:実際の使用法を詳細に解説!
2019年1月27日最終更新
滴滴打車/出行、名前が変わっていますがどちらも同じです。
また画面デザインがちょこちょこ更新されますが、基本操作は同じです。現在日本(中国以外の国発行)のクレジットカードも登録して支払いが出来るようになっていて便利です!
中国はタクシーが安いです。
日本では高くてほとんどタクシーを使ったことはないんですが、中国では使う機会がよくあります。
ただ、私の場合そこまで中国語が流暢ではないのと、日本語でも道案内が苦手なので、タクシーに乗るのが億劫に感じる事が多々ありました。
というのも、中国では北京も上海もかなり高い確率でタクシーの運転手さんが道が分からないという事が多く、自分で行き方を運転手さんに案内しなくてはならない事が多々あります。
そこで出てくるのが滴滴(ディディと読みます。中国版Uber!)。これを使うとほとんど話さずに目的地に着いてしまいます。
今日はその使い方をご案内します。
実際に使ってみよう
アプリのダウンロード
まずはアプリをダウンロードします。オフィシャルサイトはこちら 滴滴出行 または国際版のウェブサイトからも。
その後電話番号を入力、SMSでコードを受け取って登録をします。
使用する機能/車の種類
主に使うのは出祖車(タクシー)、快車と専車だと思います。
快車の場合、近所のおじさんや、お兄さんが車に乗せてくれるような感覚です。車種や内装もその運転手の方の好みであるため様々です。
専車というカテゴリは快車より料金がちょっと高いです。より良い車で運転手も大体正装して綺麗な身なりをしている人が来ます。
ちなみに、専車のカテゴリでは普通より高くなりますが6人乗り(運転手+5人)の車も指定出来ます。
数回乗った際にはトヨタのカムリやホンダのアコード等が来ました。
更に豪華な豪華車というカテゴリもあって、ベンツなんかが来ますが、こちらは記念日?とか特別な場合を除いて高いのであまり使うことはないかなと。
出発地入力
アプリを起動して、スマホのGPSがオンになっている状態ですと、画面の通り自分のいる位置が表示されます。私はスマホ省電力のため、低め精度のGPSをオンにしていますが大体正確な位置で反映されていると思います。
また、画面の地図自体を動かすと自分がいる場所の調整をする事もできます。
この画面は上の選択肢を見ると分かって頂けるように出祖車(タクシー)を呼べるようになっています。
快車の場合↓
この時私がいた場所では、快車を呼ぶには2分かかると表示されています。
ちなみに快車の下部の+マーク、または専車の預約という箇所をタップして、時間を入れると即時ではなく、予約をする事も出来ます。
右側は専車の画面です。この時、専車は約2分で手配出来ると書いてあります。
目的地入力
カテゴリーが決まったら、下部に行き先を入力します。文字を入力すると候補が出てきますので、そこから選択できます。
まず行き先を入力する地図の表示に戻り、地図を縮小して移動、目的地周辺の地図を表示します。そうすると、緑色で場所の名前が表示されるので、自分が行きたい目的地の近くの名前をここで見ておいて、再度目的地に入力しています。
以下は机場(空港)と入れた場合の例です。
実際に予約してみよう
現在地、目的地の記入が終わると、画面が変わります。
下部にいくら位かかるかの予測が出てきます。実感としては渋滞もあるのでこれよりもちょっと高くなる場合が多いです。あくまで目安としておきましょう。
快車の場合、その価格の部分に乗り合いで行くか、そうでないかの選択肢(拼车もしくは不拼车)が出てきます。ほとんどの方は乗り合いはしたくないと思うので、右側のより値段の高い方を選択します。そして下の「呼叫快車」を押すと近くの車に通知がされます。
私の経験だと、大体数分(ラッシュ時は全然つかまらないことも)で運転手が決まります。辺鄙なところにいても、快車だと誰かしら近くにいる事が多く、タクシーがつかまらない場所ではとても助かります。
また、目的地が2km先なんて近い場所であっても問題なくつかまる事が多いです。
予約確定後の作業 運転手とのやり取り
こちらは専車の場合ですが、実際に車が決定すると↓のような画面になります。
上の部分に運転手の写真(ない場合もあり)、車のナンバー、色と車種が表示されています。また後何分位で、着くか、車がどこにいるかが示されています。
ちなみに、たまに運転手の人側のGPSが正しくないのか、まだ時間がかかると思っていたら、車は既に着いていたというような事もありました。
ここで早めに運転手に連絡をしておくと、電話で話さずに済みます(メッセージを送っても電話してきてくれる方もいますが)。右の上の方に吹き出しのようなマークがありますが、ここをタップします。
吹き出しをタップした後の画面がもう一方です。
簡単なチャットのテンプレートが既に用意してあるので、ここでチャットをして自分の位置を運転手に伝えます(直接入力も可能です)。
上から(しょぼい私の意訳です)
「私の位置は正しいので、ナビに従って来てください」
「もう場所に着いているので、早く来て下さい」
「もうすぐ着きます、ちょっと待って下さい」
「すみません、数分かかります。ちょっと待って下さい」です。
ここで連絡をしないと大体運転手の方から電話がかかってきて「今どこにいますか」と聞かれます。中国語が苦手な方(私)はチャットで連絡を忘れずに。
車に乗ってから
車を見つけて乗り込むと、大体電話番号の末尾4桁を確認されるか、「〜まで、で良いですか」というような事を聞かれます。
また高速を使うか、使わないか聞かれる事もありますが、聞かれないこともあります。私はどちらでも良いことが多いので、どちらでも良いです、との回答をしています。
その後次のような画面になります。ネットにつながっていると今いくらという表示が出ていてわかりやすいです。
到着後、支払い
目的地に着いた後は、支払いとなりますが自動でWechat(ウェイシン)またはアリペイ(支付宝)等から差し引かれるようにしていない場合には、支払いをいずれかで行います。
タクシーは現金でも支払えますが、快車、専車は現金では支払えません。
その後運転手に対して満足であったか、そうではないかで評価する画面になります。もし危険な運転をしている運転手がいる場合にはここでその旨も書く事ができます。
支払い設定
アプリの最初の画面の左上の人の影のようなマークをタップして、下の画面の「銭包」「支払方式」からWechatまたはアリペイからの自動引き落としを設定しておくことをお勧めします。
都度支払い操作をする必要がなく、とても便利です。(高速代等、追加で支払いが必要な費用があった場合には自動ではなく、手動の支払いとなります)。
行程というところからは今までの乗車履歴が確認できます。
滴滴の良さ
滴滴で何が良いかというと、タクシーよりも安全運転をする人の確率がかなり高いこと、そしてシートベルトがある場合が多いことです。
私個人の経験として、タクシーは帰路を急いでいるのか、すごい速さで飛ばして、更にウインカーも出さずに路線変更する運転手に出会う事が多いです。
いつも乗りながらドキドキしていました(ゆっくり運転してくださいと言えばいいんでしょうが)
またシートベルトも使えない場合がほとんどで、事故にあったら。。。と思うといつも不安でした。滴滴の場合、多くの車がシートベルト使用可能で、専車の場合には99%使用可能でした。
そして空港から自宅に帰る際にも(専車の接送机というタイプ)滴滴が使えるのですが、以前タクシーを使っていた際には、距離が近いとかなり文句を言われる事がありました。
気にしないようにはしていましたが、良い気持ちはしなかったので、それらの問題については滴滴を使うようになって解消しました。
空港篇はこちらから
ずっとタクシーを使っている、という方はそれに比べてとても便利に感じると思います。では今日はこれで!
その後の追記、更新情報
2017年6月4日追記 英語で利用可
更に英語で滴滴を使用出来るようにもなりました!
アプリを開いて、左上の人の影のようなマークをタップ、設置ー>多言語 から英語に変えられます。ただ地図も英語表記になるので、日本人には英語より中国語の方が使いやすいかもと思います。
また英語の場合には、現在使えるのは専車、快車、タクシーのみです(他は私も使ってないので不要と言えば不要ですが代行を頼んだり、レンタカーを頼んだりという選択肢がないです)。
更に追記 中国外カード利用可
現在Uberのように中国発行以外のクレジットカード(日本、アメリカのカード等など)を登録して支払いも出来るようになっています。
日本のカードで決済出来ることは、短期滞在や出張で中国にいらっしゃる方にはとても便利だと思います。試しに三井住友カードのANA VISA、SPG アメックスを登録してみました。
ANAカードは三井住友のウェブサイト(Vpass)にログインする際のパスワードの入力を求める(オンラインショッピング等でたまに出てくるいつもの画面)画面が出て来ましたが、アメックスの方は認証しましたという日本語の画面が出て、何もせずともそのまま登録されました。
カード情報入力後、VISA(例は三井住友カード)の方はこのような画面でパスワード入力。
成功するとSMSでその旨連絡が入ります。
銭包の項目内では国際クレジットカードが一番優先される仕様に。
カード払いにしている状態で、支払い方法選択画面にてWechat(微信)を選択すると、カード情報は保存されたままでWechatでの支払いを優先するようにも設定可能です。
ちなみに、夫のアメリカ発行のVISAでも試してみましたが、これもパスワード不要でした。カードによって異なるようですかね。
ちなみに日本の主なカードの場合、海外でカードを使用すると海外決済手数料がどうしてもかかってしまうため、中国元でお給料を貰っている方は中国元(微信や中国のカード等)で支払いすることをお薦めします。
2019年2月10日追記 目的地変更可
乗っている途中に目的地の変更も可能となりました。
一応運転手さんと話してから変更してね、となっていますが相談するのは中国語になるので全く中国語ができない場合には使用は難しい機能かもです。
ちなみにこの前乗った時にちょうど目的地を変えたかったのでこの機能使いました。
確かに運転手さんは目的地に着くためにナビ(スマホ)を使っている場合が多いので
「目的地変えても良いですか」
「いいですよ」
的な会話して、スマホ画面を更新しないと、ナビが更新されません。
どうしても変えたい&中国語わからんという場合には、翻訳アプリで交差点で停まっている時にお願いすれば大丈夫かも。
2019年6月9日追記 ルート選択可
ルートの選択肢が出てきて、多少選択できるようになりました。赤の丸で囲んだルート選択タップで、3つの選択肢が出てきます。